ドドメイロキコウ2

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拗らせ日記ʕ·͡·̫͖

このサイテーな世界の終わり The End of the F***ing World の感想とか色々

全く期待せずに観て、やばい面白い…っとなった海外ドラマがある。『このサイテーな世界の終わり』だ。

私が海外ドラマで一番好きなのは『SATC』で、2番目に好きなのは『メンタリスト 』のシーズン4くらいまで で決定していて、そこから下のランキングは割と何でもいい気がしている。ちょいちょい他の海外ドラマを見ることもあるけど、まあ好みの問題もあるだろうけど行き着くのは『やっぱSATCが好きだわ…』で、期待して見ることがなくなった。

けど『このサイテーな世界の終わり』はまさにダークホース、SATCが好きなのは変わらないけど、全くの別方面から3位にランクインしてきた。びっくりだ。2位でもいいかもしれない。

 

Netflixオリジナル作品の『このサイテーな世界の終わり』

見始めた理由はタイトルが好きだったから。

Netflixのオリジナル作品は数作品見たけど、どれの感想も悪くはないけど特別よくもない。だった。

『このサイテーな世界の終わり』は違った。ネトフリオリジナルやるじゃん。と思った。何様!

できれば主人公達と同年代くらいの時に見たかったなあ。

 

現代のイギリスが舞台。一言で言ってしまえば『思春期にありがちなこじらせた男の子と孤独な女の子のダークコメディ』

ありがちなのに面白い。ありがちだけどありがちじゃない。

イギリスの映画やドラマは独特の雰囲気をもっているイメージがある。

といってもパッと思い浮かぶのは『トレインスポッティング』で、そのイメージ。どこか退廃的で気怠いけどテンポが良くて、癖になる。『このサイテーな世界の終わり』も独特の空気があった。

以下簡単なストーリー。(見たのは結構前なので自信ない)

死に興味のある少年と、居場所のない少女がひょんなことから2人で逃避行にでかける。

少年はチャンスがあれば少女を自らの手で殺したい、とゆう名目で(自分の中でしか思っていない)少女は平凡がつまらないとゆう名目で、お互い手を取り合い?少年の父親の所有する車に乗り込み出発する。本音とゆうか本心はドラマの回が進んでく毎に少しずつ明かされていく。

道中様々な普通じゃない出来事に遭遇しながら、2人は少女の本当の父親の住んでいるところに向かう。

 

年頃の男女ふたり。ラブストーリーと言おうと思えば言える。けど、思春期の少年少女がもつ不安定さ が、やっぱり物語の核なのかなと思う。そこを上手に魅せてくれる。映像も演出もカットも特別凝ってるわけでもなくて、話もどちらかというと淡々と進んでいくし、いい意味でチープなんだけど、そのチープさが不安定さを魅せるのにとてもマッチしているなと思った。『バス男』の感じ、と言ったら分かりやすい…のかもしれない。

不安定だからこそ美しくて脆くて、切ない。そういったテーマの作品は映画やドラマに限らず色々あるけど、言葉や文字にしちゃうとその美しさが陳腐なものに感じることもある。多分表現するのがすごく難しいんだろうな。作るのは大人で、思春期の子どもじゃないからなのかもしれない。

ラストはBADENDだけど、タイトルにも通じるし、このドラマのラストとしてはこれ以上ないくらいの終わり方になっていたと思う。悲しかったけど。

 

そこで終わって全然よかった。けど新しく2ndシーズンが配信されることになったみたい。

面白かったし世間で続編を望む声が多かったんだろうな、とゆうのも分からなくはないけど、あそこで終わったからいいドラマだった、とゆう思いも大きい。

視聴するかどうか分からないけどもし見たらまたブログに書きたいなと思う。

予告動画探したけど2ndシーズンか、全部英語のやつしか見つからなかった😶